NTT東日本関東病院にて、低置胎盤による初めての帝王切開−術後回復編−

帝王切開が決定してから、実際の手術日当日までのレポートを先日アップしましたが、今回は手術が終わってから回復するまでの経過をご紹介します。
数々の痛みを耐え抜き立ち上がる事ができた瞬間は、まさに「クララが立った!!!!」の気分です笑
 

STEP1/朦朧とした意識の中、囚われの身の気分。<痛みレベル★☆☆☆☆>

手術を終え、病室に帰ってきたのがおそらく10時半くらい。そこから手術当日はずっとしんどいです。両手に点滴があるのと、ずっと寝たきりになるので足に血栓ができるのを予防するフットポンプというマッサージ器具をつけるのですが、このポンプがベットの下の方に固定してあるため足がほぼ動かせません。拘束衣で拘束されている気分。
…というか、麻酔が効いているので基本夕方までは、足はおろか体は全く動かせません。
 

STEP2/口の中が、唾が飲み込めないほど、カラカラになる。<痛みレベル★☆☆☆☆>

また、口でずっと呼吸をしているせいなのか、口の中がびっくりするくらいカラカラになります。飲食は基本できないのでお水を飲む事もできません。午後〜夕方になり少し体が回復した頃、看護婦さんの助けを借りて口をうがいする事ができるのですが、それだけでもだいぶ違います!
 

STEP3/後陣痛に悩まされる <痛みレベル★

そして麻酔が切れてくる数時間後に現れた症状が「後陣痛(こうじんつう)」。これは、これまで最大に伸びきっていた子宮が元に戻ろうとして収縮する時に起こる痛みの事で、すごく重い生理痛のような痛みです。私は普段生理痛自体がそもそもないので、この後陣痛は辛かったです( ;  ; )
お腹が痛いと訴えたところ、背中に未だ繋がっているチューブからの痛み止めの麻酔量を増やしましょうか?と言われ、2回ほど追加してもらいましたが(ボタン?を押すと麻酔薬が追加される仕組みです)痛みは改善されず。後から聞いたところ、こちらの麻酔は後陣痛には効かない事もあるらしいです。
 
とはいえ、叫んだり暴れたりするほどの痛みではなく、耐えられる程度の痛みでした。なので、自然分娩を経験した妊婦さんは後陣痛はそれほど痛いと感じないようですよ!
 

STEP4/褥瘡(じょくそう)※別名床ずれ との戦い <痛みレベル★★☆☆

あと辛かったのは、床ずれを防ぐための寝返り!基本手術当日〜2日目までは寝たきり状態になるのですが、その間ずっと同じ姿勢を続けているとまれに「床ずれ」になる人がいるそうです。床ずれとは、ずっと同じ姿勢で皮膚が圧迫される事により酸素や栄養が行き渡らなくなり、その部分の細胞が壊死してしまう状態です。
床ずれを防ぐためには、数時間おきに体の向きを入れ替える必要があります。
 
しかし!この「寝返り」が、めーーーーーっちゃ痛い!!!!!!
切開した傷も痛いし、少しでも動くと後陣痛に響くし、なんか変な体制に力を入れたせいか首から肩への筋を痛めたみたいでこちらも痛い。とにかく痛い。
看護師さんがうまくサポートしてくれて、なんとか数時間おきに意識朦朧の中、寝返りをこなしました。そのおかげで床ずれは回避!これまたお姉ちゃんは出産時に床ずれになったらしく、数ヶ月引っ張って大変だったらしいので、回避できてほっとしています^^;
 

STEP5/後陣痛からの解放!!!!!

私を悩ませていた後陣痛は時間を追うごとに少しずつ弱くなっていきました。何もしてないと痛みに意識が集中してしまうけど、むしろ無理してSNSを見たりコメントを返したりしている方が痛みを感じにくいと気づいてからはひたすらFacebookを見ていました(笑)。
「もうコメントしてる!」とか「仕事してる!」とか皆に驚かれましたが、これは痛みから解放されるための苦肉の策だったのです笑
そして2日目には、麻酔とは別の錠剤による鎮痛剤「カロナール」が処方され、そこから痛みが激減!!!!薬ってすごい!!!と改めて感動(泣)!
2日目の午後からは、ほぼ痛みを感じなくなりました(弱い鈍痛、動くと多少痛むくらい)。
 

STEP6/座るだけでも脂汗 <痛みレベル★★☆

2日目になると、右腕の点滴は外され、左腕の点滴だけに。一つ点滴が外れるだけでもかなり身軽になった気がして嬉しいです。多少、看護師さんと喋る余裕も出てきます。しかし、2日目にして試練が!!看護師さんににこやかに「立って歩く事にチャレンジしましょう!」と言われます。
まずは、寝たきりだった体を起こして、座ることから。リクライニングベットを起こして、ベッドの脇に座るまで。しかし少し体を動かすだけでお腹に痛みが走り(腹筋使うと痛いんです)脂汗が吹き出します。なんとか「えいや!」で私は5分ほどで起き上がり、看護師さんに「すごい!スムーズ!!!」と褒められましたが人によっては座るまでに30分以上かかる人もいるそうです。
そして気をよくした看護師さんに「じゃあ次は歩いてみましょう!」と言われましたが、
 
「いえ、もう無理です。」
 
と、私にしては珍しくチャレンジを断固拒否w。それくらい、座るだけでも一苦労でした(泣)
 

STEP7/さぁ!立ってみましょう!!!! <痛みレベル★

それから数時間ベッドで休憩し、夕方頃に看護師さんがまたいらっしゃって「次は立ってみましょう!」とにこやかに言われます(笑)。ただこの頃には鎮痛剤の効果もあり痛みもだいぶ引いていて、心の余裕が戻ってきています。
もう一度座る事に挑戦すると、まだ体は痛いものの、先ほどより楽に体を起こせました。
「これはイケるかも。。。」と、力を振り絞って、立ち上がります。
やはり痛い!!!!ガニ股で軽く前屈みになって、ひたすら痛みに耐えます。それだけでまたもや汗が滲んできます。一歩歩く度に体が軋みます。
同じく帝王切開経験者のコペン岩永が
「同じ部屋のトイレに行くだけで辛い」
と言っていたのは、本当でした(笑)。
 
心が折れそうになる中、看護師さんが「このまま頑張って赤ちゃんを見に行きましょう!」とw
そうなると、母は頑張りますよね!
推定50mほどの距離を、一歩ずつ鼻息荒く進みます。点滴棒に捕まって看護師さんに支えてもらわないと歩けません。そしてようやく我が子とご対面( ;  ; )
我が子を見ると痛みを一瞬で忘れるから不思議。
 

STEP8/ガス(おなら)が出ない!!! <痛みレベル★★☆☆

だんだんと体の痛みは引いていき、手術3日目になると点滴棒がなくても、ゆっくりなら歩けるように。4日目からはほぼ日常生活に戻れます。
「人間ってお腹開いても数日で歩けるようになるんだ!!!!」と感動。
しかし手術後2日目になっても、ガスが出ない!1日麻酔で機能停止してただけでこんなに弱るの!?ってくらい胃腸が動かなくなります。胃腸は動いてないのにガスは体内で発生するので、腹部にガスが溜まってちょっと苦しい。しかも、ガスが動いた時にあるポイントを通るとすっごく「痛い!」と感じるんです。そのポイントが自分でも予測不能で、しかも突然発生するため、私はこっそり「おなら時限爆弾」とその症状に名前をつけました。
本当にガスが出なくて困ったので、ネットでガスが出る方法を検索し、様々な動きを試してみましたが、結局実生活でも何度もお世話になったヨガの「太陽礼拝のポーズ」が一番効果がありました^^!
 

STEP9/以外と長引く排尿・排便痛。 <痛みレベル★★☆☆☆

そして地味にずっと続くのが排尿と排便の痛み。私の場合は、出し始めは全く痛くないのですが、終わりかけがどちらも痛くて( ;  ; )しばらくトイレに行くのが億劫になりますよ。
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そんなこんなで様々な痛みを乗り越え、現在手術5日目。無事に日常生活への復帰を果たし、こうして座ってブログを書けるまでに回復しました。
なんと昨日は、お仕事関係の契約の件で相手先の方が病院に来てくれて打ち合わせもしました笑。
そして3時間おきの子供への授乳も、もう始まっています。
ほんと人間の体の回復力ってすごい!!
 
早いもので、明日の午前中にはもう退院です。出産って、命が生まれるって、本当にすごいなー!
明日からはまた新しい生活が始まります。
子供ができて、これまでのような働き方はできなくなると思いますが、子供がいるなりに自分なりのベストな働き方を探して、そして出来れば他のママさんも働きやすくなる環境を整えられるよう2019年、令和1年は新しいスタートを切りたいと思います!

 

 

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