2021年カワイイ CREATORフェス〜午後の部レポート〜

フェス表紙

お待たせしました。ここからは2021年9月11日土曜日にWEB上で行われたcopen collegeの文化祭「カワイイ creatorフェス 2021」の午後の部レポートです。

当日参加された方にも、あいにく参加が難しかった方にも、当日の雰囲気が伝わればと思っています。

午後の部の主なプログラムは

  1. ミニコンペ
  2. 企業案件コンペ

の2本立て!それぞれ参加者が熱く自分のデザインやコンセプト案についてプレゼンをしてくれました。

まずは、ミニコンペから振り返ってみたいと思います。

ミニコンペ概要

ミニコンペの内容はcopen collegeから関係者様に送るメッセージカードの制作です。テーマは「クリスマスカード」「年賀状」(どちらか一つでもOK)

提出サイズは定型はがきサイズで、初心者から経験者まで気軽に参加可能なミニコンペです。

今年のミニコンペの審査は、事前のSNS投票&当日のリアルタイム投票を踏まえた、審査員による評価で入賞が決まります。

なお審査員の評価ポイントは ⑴デザインのクオリティー ⑵プレゼン力 ⑶オリジナリティーの3点です。

クリスマスカードのミニコンペ

まずはじめに、クリスマスカードのミニコンペの参加者は3名3作品。それぞれ雰囲気の違う作品が揃いました。

参加したのは岩村直美さん、佐々木朝陽さん、由井佳代子さんです。

プレゼン1人目:岩村直美さん

まず1人目岩村さんの作品はコペンカレッをイメージした「かわいい、アットホーム、手作り」をモチーフに、アットホームな雰囲気で手作り感を感じることのできるプレゼントとツリーが可愛いクリスマスカードを提案!

赤のギンガムチェックがとても印象的です。カードの中にビジネスでも使用できる挨拶文が入っています。

また、沢山のプレゼントはデザインスキルを多くの人に届けているコペンカレッジのイメージだそうです。受講生それぞれの新しい自分・人生との出会いを表現していました。

作品を見た人の感想は「温かい雰囲気が伝わる」「コンセプトの説明がうまいし、今後も期待」とのことでした。

岩村さんカードデザイン

プレゼン2人目、佐々木朝陽さん

2人目の佐々木朝陽さんの作品タイトルは「copen friend’s hollyNight」コペンはデザインを愛する人が集まる落ち着く場所、お揃いのサンタの衣装で仲間とツリーを形成していることで仲間感を表すカードを提案してくれました。

カラーは大人おしゃれな女性が好むグレイッシュカラー。イメージは優しい、スタイリッシュ、仲間感を表現しているそうです。

ペルソナもしっかり設定されている見やすいコンセプトシートに、イベント時のZOOMチャット欄は大盛り上がりでした!

作品を見た人の感想は、「コンセプトシートがまず素敵」「バランスが取れてて可愛い」「個人的にも好き」とのことでした。

佐々木さんカードデザイン

プレゼン3人目、由井佳代子さん

3人目の由井佳代子さんの作品は女の子のイラストが印象的なクリスマスカード。

コペンのクリエイターらしいオシャレで大人なクリスマスの感じを、ゴールドを使った雪の結晶で表現しています。

イラストに描かれた女性が過ごすクリスマスの日……そんなストーリーが思い描けるようなデザインが印象的でした。

作品を見た人の感想は「物語を感じる絵だと思った」「高級感もある可愛いイラスト」などがありました。

由井さんカードデザイン

クリスマスカードミニコンペの入賞者

3名のプレゼンの後、その場でリアルタイム投票が行われました。事前投票と合わせ、それを踏まえた審査員による評価で、クリスマスカードの優勝者は

「佐々木朝陽さん」

に決定!!佐々木さんおめでとうございます!

他の2作品もそれぞれコンセプトを改めて聞くとカードデザインに込められたメッセージや物語をより鮮明に想像することが出来たのではないでしょうか?

クリスマスカード優勝作品

年賀状のミニコンペ

次に行われた年賀状ミニコンペの参加者は3名で作品は4作品です。参加者は佐々木朝陽さん、藤本由香さん、そして私、内藤綾、の3名です。

プレゼン1人目、佐々木朝陽さん

1人目はクリスマスカードコンペに続いて参加の佐々木朝日さん。

クリスマスカードのデザインと対になっているようなデザインがとても可愛らしい年賀状でした。

描かれた女の子たちも虎の衣装に着替えていました。コンセプトは「新春にココロ弾むよ、花咲くよ」とのこと。

可愛らしさと落ち着きが共存する和風カラーが印象的な年賀状でした。

作品を見た人の感想は「シリーズ化して他の季節も見たい」「虎衣装の女の子が可愛い」などがありました。

佐々木さん年賀状

プレゼン2人目:内藤綾

2人目は私、内藤がプレゼンさせていただきました。今回提出したのは2作品です。

1作品目は「今年も笑顔で明るい年になりますように」という題でリアルな虎のイラストと水彩グラデーションを組み合わせた年賀状を作りました。
目標を持って前に進む女性が多いコペンの生徒さんをリアルな虎で表現しました。枠からはみ出した構図で今年はより1歩前への意味を込めました。

2作品目は「今年の顔はどんな顔?」という題でポップな小虎をイラストにしたものを制作しました。
後ろ姿の小虎は振り返ればサポート手厚いコペンの講師陣がいるので前に進むことができる!という事と、受け取った人それそれにどんな顔で今年1年過ごしたいか想像してもらう目的があります。こちらは少しレトロポップな色合いで表現しました。

作品を見た人からは「リアルな虎と淡い水彩の組み合わせが良かった」「色合いが綺麗」などがありました。

内藤年賀状デザイン

プレゼン3人目:藤本由香さん

3人目は藤本ゆかさん。

藤本さんの作品コンセプトは「パワーアップ!新しい一歩を踏み出そう」という事で、とても力強さを感じるデザインの年賀状をデザインされていました。

上部のギザギザが虎の牙とコペンのイメージであるフラッグを掛け合わせていて印象的です。全体のバランスが整っており、とにかく年明けからパワーをもらえるデザインに感じました。

作品を見た人からは「テクスチャの使い方がうまい」「インパクトがあって素敵」などがありました。

藤本さん年賀状デザイン

年賀状ミニコンペ入賞者

こちらもクリスマスカードと同じように、3名のプレゼン後に当日投票を行いました。審査員表も含め、結果は私

内藤綾の「リアルな虎」

の年賀状が入賞いたしました!大変驚きましたが、投票いただいた皆様に感謝です。

ミニコンペは卒業したての卒業生やデザインに少し不安がある在校生や卒業生でも、気軽にチャレンジできる案件です。

多くの人前で話すのは勇気が入りますが、今後お仕事を自分でとっていくための練習にもなります。しかもその場で講師陣からアドバイスをもらえるので、今後の成長にもつなげることができますよ!!

皆さんにもどんどん挑戦してもらいたいイベントです!来年もある(はず!?)なのでお楽しみに!

投票結果

 

最後に、ミニコンペに参加者のInstagramアカウントを載せておきますので、気になったデザイナーさんを是非フォローしてくださいね。

クリスマスカードミニコンペ参加者のアカウント情報

カード参加者のSNSアカウント

 

年賀状ミニコンペ参加者のアカウント情報

年賀状参加者のSNSアカウント

株式会社RIN様プレゼンコンテスト

今年のフェスのメイン企画!

クライアントは株式会社RIN様。

「花のある暮らしを文化にする」をコンセプトにお花、特にロスフラワーを活用する事業をしている会社です。
ホームページ:株式会社RIN

株式会社RIN様説明

RIN様作品

さて、本題のプレゼンコンテストの内容は『今後装飾案件で使用できるオリジナル装飾のコンセプト・ストーリーの制作とイメージ集め』です。プレゼン時間は1人10分。

審査のポイントは

  1. 発想力(独自性)
  2. コンセプト力
  3. プレゼンテーション力

株式会社RIN様の事業内容からコンセプトの根本にエコ/サスティナブル/SDGsといった考えを含むのが今回ポイントになっています。

こちらのプレゼンコンテストには5名が参加しました。

プレゼン1人目:佐藤早和さん

1人目は佐藤早和さん。

テーマは「Trandforming My World」

多くの枠(価値観など)の中で生きている私たちその枠を理解し気付き飛び出そう、というのがコンセプトです。

廃材の枠をロスフラワーで飾り写真が撮れるフォトブース作りを提案されていました。

佐藤さんプレゼン1

 

また廃材とロスフラワーを使用したワークショアップを開催し廃材などいらなくなったものをもう一度デザインとして生まれ変わらせる運動もすることを伝えていました。

ロスフラワー=枠から出ても素敵な物という意識を持っていけたらというメッセージが込められた発表でした。

見た人からは「枠というのにとても深い思いが込められていて素敵」「かっこいい」「泣けました」「今の時代に合っている!」という意見がありました。

佐藤さん資料2

 

プレゼン2人目、馬場美希さん

2人目は馬場美希さん。

RIN様の活動を知りロスフラワーの存在にショックを受け、身近なところから取り組めて多くの人にこの活動を知ってほしいと考えたそうです。

そこで身近をテーマにロスフラワー×廃材、消費者巻き込み型で発信・共有をしたくなるものとして提案してくれました。

1つ目のアイデアは「エアエアバッグ×ロスフラワー×向き合う強さ」がキーワード。展示はエアバッグで箱(小屋)を作り、中をロスフラワーで飾るというものです。

馬場さん1

 

 

 

2つ目のアイデアは「海洋プラスチック×ロスフラワー×見つめ直す」というもの。

鏡をメインに周りをプラスチックやロスフラワーで飾り映り込む自分を見て環境問題を考えてほしい。そんな想いからの発想です。

便利さや新しさだけでないモノの良さに目を向けてほしい。自分にもできることがあるという事に気付いてほしいというメッセージが伝わる発表でした。

見てた人からは「長期間で楽しめるイベントになりそう」「より環境問題について知ることが出来そう」「資料の作り方が素敵」との声がありました。

馬場さんプレゼン2

 

プレゼン3人目、針原優来さん

3人目は針原ゆきさん。

コロナ禍の3つのウエディングロスをRIN様が繋ぎ、ウェディングや観光業界などの灯をともし続ける手助けをできたら、という想いで発表されました。

デザインストーリーは「花が繋ぐひとときのハネムーン」です。

地球や海外を創造させるモチーフとロスフラワーを掛け合わせたブース作りを提案。現在なかなか行けない海外旅行を各国をイメージしたロスフラワーと民芸品などで飾り興味を持った国のお土産をQRコードで買うというものでした。

未来に向けてのワクワク感を想像できるブースに感じました。

針原さん資料1

そして、ワークショップロスフラワーや廃材を使用したフォトフレームや季節を通じて使用できる飾りの提案もありました。

”今”できる方法でおうちハネムーンを楽しみながら、いつか”未来”に楽しめる日がくるまで、もちろんそしてそのあとも……ウェディングや観光業界を守っていきたいという、強いメッセージを感じるプレゼンでした。

見ていた人からは「旅行が好きなのでハネムーン関係なく行ってみたい」「このアイデアが今後どうなっていくのかの未来まで考えられていて凄い」という感想があがっていました。

針原さん2

 

プレゼン4人目、堀越早希さん

4人目は堀越早希さん。

提案されたコンセプトは「巡り、恵る×FlowerColud」

ロスフラワーで「雲」を作るブースの提案をされました。

なぜ「雲」なのか?それは、人も花も水がないと生きていけない。水蒸気として空へ還った水は「雲」として、そしてまた雨となり、私たちの元に返ってくるからです。

「人間もまた大きな循環の一部であり、自分の行動1つが巡りまた自らに戻ってくるというもの」それが大きなメッセージとなっています。

作品を通してサスティナブルについて考えてみませんか?という提案がとても印象に残りました。

 

ブースの雲がカラフルなロスフラワーで制作する理由は、「雨にもマイクロプラスチックが混じっている事を、忙しい日常の中でも思い出し考えるきっかけになるように」ということでした。

堀越さん1

また、使用したロスフラワーはシーグラスのアクセサリーと合わせたり、フラワーボックスなどにするという、リアレンジの提案もありました。

見た人からは「身近に環境問題を考えるきっかけになる」「雲を問題提起に使うアイデアが良かった」などの感想が上がっていました。

堀越さん2

 

 

プレゼン5人目、丸山彩さん

5人目は、丸山彩さん。

提案するストーリーは「generation to generation×着物×flower」

呉服屋さんをターゲット絡めたアイデアです。着物などの古くから伝わるものや長く繰り返し使えるものの価値を、これから成人式を迎える若者たちに伝えていくきっかけを作りたい、というものでした。

また、題材にしている着物は、制作時にゴミは少なく調整もできることからサスティナブルなものだという主張。まさしくそうですよね。

これからの未来を担う若者に、ディスプレイを通して視覚的にも考え方も古いものはかっこいい、おしゃれだと思うようになってもらいたいとのことでした。

丸山さん1

 

提案されたディスプレイは、大きなロスフラワーのアーチでこれから成人するにあたっての責任感を表現。ロスフラワーや着物とアンティーク箪笥のディスプレイを掛け合わせて使用することで、古き良きものの価値や、繰り返し使い続けられることを伝える、というものでした。

使用したロスフラワーは着物に合わせるヘッドドレスなどに姿を変え、成人を迎える責任を彩るものに使用していくと提案されていました。

見た人からは「成人式で使ってみたかった」「着物に強い意味が込められていると着る時の意識が変わりそう」との声がありました。

丸山さん資料1

プレゼンコンテスト優勝者

5名のプレゼンが終了し、参加者それぞれからの感想をいただいた後、いよいよRIN様から結果発表です!

今回の優勝者はロスフラワーで雲を作るブースを提案された

「堀越早希さん」

に決定しました!

 

優勝の堀越さん

それぞれのプレゼン後には株式会社RINの川又様から細かなフィードバックも頂戴し、プレゼン参加者はもちろん、視聴していた参加者も大変勉強になった時間だったのではないでしょうか?

また、代表の堀之内からも「プレゼンのスキルがみんな上達している!」とのコメントがあり、プレゼンに参加した皆さんは自信がついたのではないでしょうか?

そしてコンテストの最後には株式会社RINの川又様から装飾のポイントと、コンセプトを考える際に気をつけていることのミニ講座が開かれました。

クライアント様から直接アドバイスをもらえる機会は中々ありませんので、とても貴重な時間を過ごすことができました。

最後にコンペに参加した皆さんのInstagramアカウント情報をお知らせします。こちらも是非フォローしてくださいね!

コンペ参加者のSNS

以上が2021年度copen college主催、カワイイcreatorフェス2021の企画内容紹介でした!

フェス閉会と後夜祭について

ミニコンペと企業コンペが無事に終わり、ここで代表の挨拶とこれから募集するコースの説明がありました。

全てZOOMで行われたWEBフェスでしたが、大ボリュームのイベントでした。当日は朝からお付き合いいただいた皆様はもちろん、途中から参加された皆様も、お疲れ様でした!

フェスは一旦ここで終了ですが、この後、後夜祭も開催されました!最後にその様子も少しだけご紹介したいと思います。

自由参加の後夜祭の内容

カワイイcreatorフェスの後夜祭は自由参加なので緩めにスタートしました。

2つのグループに分かれて「フェスで印象深かったこと」「勉強会のアイデア」をテーマにたくさんの意見交換が行われました。

コンペの参加者からは、発表したことで学んだことや感想を改めて伺えたり、勉強会アイデア出しではフェスを通じて、プレゼン力を付けたいという話やデザインスキルをあげられる企画がほしい!という意見が出ました。

こうしてイベントで皆様からいただいた意見をもとに、今後の勉強会をより良いものに出来るよう、我々コペンメンバーも精進してまいりますので今後ともよろしくお願いします♪

 

いかがでしたか?長めのまとめレポートでしたが、当日の雰囲気を少しでも感じてもらえたら嬉しいです!

また、来年もお楽しみに!!

後夜祭の様子

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