イラストが描けないデザイナーがぶち当たった壁

イラストが描けないデザイナーがぶち当たった壁

 

こんにちは。コペンワーカーズの島川です。
現在私はフリーランスのグラフィックデザイナーとして、 千葉県を中心に活動しています。
2018年にコペンカレッジの講座を受講し、 卒業してからデザインのお仕事を始めました。

唐突ですが、 私はイラストが描けないグラフィックデザイナーです。
イラストが描けないことで困ることなどないと思っていました。
しかし、ある出来事をきっかけに イラストの重要性・必要性をひしひしと感じました。
今回は、そんな私の悲しい経験談を2つご紹介いたします。

最初はイラストが描けないグラフィックデザイナーでも問題がなかった

 

業界未経験でデザイン業界に入った私は、前職は損害保険会社・不動産会社で働いていました。 デザイン業界とは真逆と言っていいほど、ジャンルがかけ離れてる職種です。学生時代に美術・芸術系の勉強をしていたわけでもありません。
フリーランスになりたての頃は 「いち早く可愛いデザインを作れるようになりたい!!」の一心で、 少しでも技術を高めようと デザイン系のwebサイトやyoutube、 勉強に役立つ書籍などをチェックし、 毎日Illustratorと格闘していました。
新しい技術や時短ワザを覚えた日は、もう楽しくて楽しくて「イラストが描けない」ことのプレッシャーは この頃は全く感じることはありませんでした。

イラストが描けずにぶち当たった壁①

イラストが描けないデザイナーがぶち当たった壁

知人の紹介でポツポツお仕事をいただくようになってきた頃、とある子供の習い事の募集チラシの制作依頼を受けました。
小学生の男の子女の子が元気に公園で遊んでる姿のイラストが必要で、 いつものようにフリー素材のwebサイトで検索しました。
しかし探せど探せど、希望するものが見つからず…。似たようなものはあるけど、求めてるものとは違うものしか出てきません。
「斜め上目線でエイエイオー!と拳を上げてるイラストを使いたいな」
「全身が描いてあるのが欲しいのに、上半身だけしかないや…」
「これはテイストが好みじゃないなぁ…」
こんな風にサイトを巡っているうちに、ふと時計を見ると、検索になんと2時間も費やしていました。
2時間もあれば、ラフを描き終わって作業に進んでいるはず…毎回これじゃ仕事にならない!(泣)

こんな時間のロスはもうしたくないとあれこれ考えました。そして当時の私の行きついた先が 素材サイトのダウンロード有料会員になることでした。
有料会員になったおかげで検索数やダウンロード数の制限もなく、快適に検索できるようになりました。
確かに、仕事効率は以前よりわずかに上がりました。
「でももし自分でササッとイラストが描けたら、もっと効率が良いのに…!」
こうして<イラストが描けない>ことで心のモヤモヤが生まれはじめました。

イラストが描けずにぶち当たった壁②

 

雑貨好きな私は、家の近所にopenしたセレクトショップによく通っていました。
お店のオーナーさんと顔見知りになり、色々話していたとき、「ネットショップのバナー、既成のテンプレートをそのまま使っているのでそこだけ浮いていて見た目がイマイチ。うちのお店の雰囲気に合った可愛いイラストのバナーが欲しい。」と相談&仕事の依頼を受けました。

私の大好きなショップのデザインをお手伝いできるなんて〜!大喜びで引き受けました。
オーナーさんに、私自身はイラストが描けないのでイラストレーターを紹介する旨を伝え、コペンカレッジのディレクターに連絡をとり、所属しているクリエイターに受けてもらうよう話を進めました。

ところが、問題が発生しました。
私はお客様が望まれてるイメージを発注先のイラストレーターへ的確に伝達することができなかったのです。そのせいで遂にはお互いの齟齬が合わなくなってしまう事態になりました。
そしてその結果、この案件は途中で頓挫してしまいました……。

なぜあの時、的確に伝達することができなかったのか。
それはお客様の持つイメージをイラスト化(グラフィック化)するスキルが私になかったためです。
もし私にもイラストを持つスキルさえあれば、ヒアリングの場でイラストを表現しながらイメージを確認し合うことができたでしょうし、それを元に明確にイラストを発注することができただろうと思うのです。
最終的には、「島川さんが将来イラストが描けるようになったら、絶対にその時はお願いしますね!」と言っていただき、この案件は終わってしまいました(泣)

グラフィックデザイナーは、イラストが描けるに越したことはない!

イラストが描けないデザイナーがぶち当たった壁

職業はグラフィックデザイナーだと名乗ると「絵が上手なんだね〜」言われることはありませんか?
イラストが描けなくても一流の現場で活躍しているグラフィックデザイナーは世の中にたくさんいますが「描けるに越したことはない!!」と私は切実に思います。

なので私も数々の失敗を踏まえてイラストを描けるようになりたいと、スキルアップイラスト講座を受講しよう!!と意欲満々、自分のスケジュールを調整中です。 近い将来イラストを描けるようになることで、デザイナーとしての仕事のクオリティが上がると信じています! また、イラストのスキルが上がればイラストレーターとしてグッズ制作で収益をあげることも夢ではないかもしれません♪私と一緒にデザインの引き出しを増やしてみませんか? 

「スキルアップイラスト講座4期」が7月開講いたします!卒業生じゃない方も受講可能です^^

1期の内容や講座の様子は下記の過去記事をご覧ください!

スキルアップ講座レポート・イラストクラス
スキルアップイラストクラス1期の卒業発表を行いました。

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